11/3から発売の2026年F1シンガポールGPの一般販売価格が発表されました。
本記事では最新のチケット価格と昨年からの主な変更点を整理しました。
公式サイト:https://singaporegp
スプリント導入による週末構成の変化
2026年大会は10月9日〜11日(金〜日)の日程で開催予定です。金曜日にスプリント予選、土曜日にスプリント本戦と予選、日曜日に決勝レースという構成で、週末全体の流れが再編されました。
2026年チケット価格一覧/25年との価格比較
以下は2026年大会の一般販売価格(大人1名・税込・Sドル)です。
| チケット名 | 3日間価格(2026年) | タイプ | 主な観戦エリア(コーナー基準) |
|---|---|---|---|
| Super Pit Grandstand | S$2,498 | 全Zone対応 | ピットストレート(スタート/フィニッシュ〜T1手前) |
| Pit Grandstand | S$1,798 | 全Zone対応 | ピット中央。作業・表彰台・スタートを近距離で観られるメイン席。 |
| Turn 1 Grandstand | S$1,698 | 全Zone対応 | T1外側。オープニングラップの混戦やブレーキングが見どころ。 |
| Turn 2 Grandstand | S$1,798 | 全Zone対応 | T2外側〜T3手前。抜きどころ・アクシデント発生率が高い注目ポイント。 |
| Skyline Grandstand | S$1,568 | 全Zone対応 | マリーナ湾を一望できる新設エリア。夜景とマシンの光跡を同時に楽しめる。 |
| Promenade / Bayfront Grandstand | S$1,428 | 全Zone対応 | T17〜T18付近 |
| Raffles Grandstand | S$1,208 | 全Zone対応 | T18〜T19区間 |
| Republic Grandstand | S$988 | 全Zone対応 | T5外側 |
| Connaught / Padang / Empress Grandstand | S$738 | Zone 4限定 | Connaught:T13〜T14間/Padang:T9〜T10間/Empress:T11〜T12付近。 |
| Premier Walkabout | S$728 | 全Zone対応(立ち見自由) | 全Zone(1〜4)を自由移動可 |
| Stamford Grandstand | S$608 | Zone 4限定 | T7外側(T7〜T8間) |
| Zone 4 Walkabout | S$548 | Zone 4限定(立ち見自由) | Zone 4内自由観戦 |
2026年はすべてのカテゴリーで価格が上昇しました。下表は2025年との比較です。
| チケット名 | 2025年価格 | 2026年価格 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| Super Pit Grandstand | S$2,188 | S$2,498 | +14.2% |
| Pit Grandstand | S$1,548 | S$1,798 | +16.2% |
| Turn 1 Grandstand | S$1,548 | S$1,698 | +9.7% |
| Turn 2 Grandstand | S$1,498 | S$1,798 | +20.0% |
| Promenade / Bayfront Grandstand | S$1,298 | S$1,428 | +10.0% |
| Raffles Grandstand | S$1,098 | S$1,208 | +10.0% |
| Republic Grandstand | S$898 | S$988 | +10.0% |
| Connaught / Padang / Empress Grandstand | S$668 | S$738 | +10.5% |
| Premier Walkabout | S$678 | S$728 | +7.4% |
| Stamford Grandstand | S$548 | S$608 | +10.9% |
| Zone 4 Walkabout | S$388 | S$548 | +41.2% |
2025年からの変更点まとめ
- すべてのカテゴリーで値上げ
全席で10〜15%前後の上昇。Zone 4 WalkaboutはS$388からS$548へと約41.2%の価格上昇です。 - 一部チケットカテゴリーの廃止と再編
金曜〜日曜で異なるスタンドを組み合わせて観戦できたコンビネーションチケット、およびTurn 1〜2周辺に設けられていたChicane / Pit Exit系の特設席は2026年から廃止されました。これらのエリアは「Pit」「Turn 1」「Turn 2」各スタンドに統合され、販売体系がよりシンプルになっています。今後の観戦動線や会場設計の改善次第で復活する可能性もあります。
2026年 通常販売の完売状況まとめ
2025年大会では11月から翌年2月にかけて段階的に完売していたのに対し、2026年シンガポールGPは映画F1やスプリントレース導入の影響で例年以上の注目を集め、販売初日にほぼ全カテゴリーが完売する異例の事態となりました。
まずZone 4指定席が最初に完売しました。続いて全Zone対応の比較的安価な指定席も相次いで売り切れました。その後自由席カテゴリーであるWalkabout系チケット(Premier Walkabout / Zone 4 Walkabout)も販売当日に完売しました。
現在(11/4現在)購入可能なのは、全Zone対応の最上位カテゴリーであるSuper Pit Grandstandのみです。
今後F1公式サイトや正規代理店での販売、サーキット公式サイトでの再販の可能性もあるため、こまめにチェックすることをおすすめします。
チケット購入サイトの詳細はこちら:海外GPのチケットはどこで買うべき?
Zone 4 Walkaboutを検討している人へ
Zone 4 Walkaboutは大幅な値上げにより、従来の“気軽に楽しめる観戦チケット”という位置づけからやや変化しました。観戦エリアがZone 4内に限られる点は変わらず、立ち見中心の構成となっています。そのため、Premier Walkabout(S$728)を検討する価値があります。全Zone(1〜4)を自由に移動でき、レース展開や時間帯に合わせて観戦ポイントを変えられるのが魅力です。
まとめ
2026年のシンガポールGPは、スプリント導入により全席で価格が上昇しました。コンビネーション席などの廃止によりチケット体系は整理されましたが、今後再導入の可能性も残されています。Zone 4 Walkaboutは値上げ率が高い一方で、Premier Walkaboutは依然として自由度の高い選択肢です。都市型ナイトレースならではの雰囲気と快適さを兼ね備えたシンガポールGPは、初めての海外GP観戦にもふさわしい大会です。ぜひ一度、現地での観戦を検討してみてください。
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